本と珈琲、ときどきチョコレート

観たり、聴いたり、心が動いたり…日々の記録

思うこと

世界は色であふれてる!

森絵都さんの『カラフル』(文春文庫)を読んだ。 ふわぁー…!心地良い読後感…! 最近黒く腐りかけてたわたしの世界に、カラフルな光が射しこんだよ。 (以下ネタバレを含む感じたことです) この本に流れる空気、だいすきな大島弓子さんの作品世界に重なっ…

〈ほんとうの自分〉?

「本当の自分」という言葉にずっとモヤモヤしていた。 「本当の自分」だけじゃなく、「私らしさ」という表現にも、 モヤモヤ…というか、苦手だった。 昔、送別の言葉で、 「明日葉さんらしく自分の道を進んでください」 と言われた時は、 「どうすれば?!」…

ぼけとズレとケア

ぼけた人がその人のままで生きていく社会ってどんな社会だろう。 この問いがいつも胸の片隅にある。 『ぼけと利他』(伊藤亜紗・村瀨孝生/著、ミシマ社)を読んだ。 この本は、美学者の伊藤亜紗さんと「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんの往復書簡だ。 …

胸を打つ文章について思うこと

胸を打つ文章や心を揺さぶる文章の共通点ってなんだろう。 繊細な感性? ひとつの物事を色々な角度から深く見ることができる洞察力? 文章のリズム、ビート? もちろんそうだと思うけれど。 やはり、誰かが何かに真剣に向かい合った体験を紡いだ言葉は、本物…

本を読むこと

本を読むことが好き。 こどもの頃から時間があると何か読んでいた。 読むのは遅いし、好きな本や好きなシーンは何度もページをめくって読み返す。 だからたくさん読んでいるわけではない。 それに、すぐ内容を忘れてしまう。 すごく好き!なんだけど、どこが…

性暴力について、今、思うこと

性暴力を言葉にすることは難しい。とても力がいるし、言葉にした後とても疲弊してしまう。 言葉にした後は何度もフラッシュバックして、苦しくなる。 でも、時間がかかっても、できるだけ言葉にしていきたいと思う。 胸を張って伝えたいと思う。 命を削るよ…